

サムネイルは動画の顔!
少しでも可愛く、カッコよく仕上げたい!
でも動画とのギャップが出てしまうのも恥ずかしい。。。
自然に綺麗に見せる方法ないのかしら?
こんな疑問を解決します!
本記事の内容 【Youtube】サムネイル制作で使える厳選した人物レタッチを5つご紹介 ・レタッチ方法①:顔立ちを整える ・レタッチ方法②:お肌を綺麗に補正する ・レタッチ方法③:目の中にキャッチライトを入れる ・レタッチ方法④:歯のホワイトニング ・レタッチ方法⑤:男性をキリッとシャープに力強く見せる
今回は、初心者でもわかりやすいように全手順に画像を入れて解説していきます。
順番通りに進めていくだけで、簡単に人物レタッチができるようになりますよ!
目次(クリックすると読みたい部分まで飛びます)
顔立ちを整える
ポイント 顔のパーツは左右対象な人ほど美しいと言われています。 今回は手軽に各種パーツを左右対称に調整できる機能をご紹介します。
①人物の素材を用意します。
②上のメニューバーから【フィルター】→【ゆがみ】を選択します。
③ゆがみフィルターを起動させます。
④各種調整項目の間に、下記の画像のような【チェーン】があるのでクリックします。
⑤【チェーン】をクリックすると、両方のスライダーが同じ動きになります。
これでどちらか片方のスライダーを動かすだけで、同時に反対側の数値も調整されます。
⑥あとはバランスを見ながら、スライダーを調整するだけです。

ゆがみフィルターって楽しい機能だよね!
ちょっとずつ調整してジャストな数値をみつけよう!
やりすぎには注意です...!
お肌を綺麗に補正する
ポイント
【パッチツール】で部分補正をしてから【ブラシツール】で全体をなめらかにすると綺麗に仕上がります。
気になる箇所を部分補正
①人物の素材を用意します。
②Windowsでは【Control +J】Macでは【Command +J】を押してレイヤーを複製します。
③左側のツールバーから【パッチツール】をクリックします。
④綺麗にしたい箇所をドラッグしながら囲みます 。囲み終わると、点滅した選択範囲が作成できます。
⑤作った選択範囲をなじませたい綺麗な場所にドラッグします。
⑥移動が完了したら、 Windowsでは【control +D】 Macでは【command +D】を押して選択範囲を解除します。

作業を繰り返すだけでも、どんどん綺麗になっていきます!
劇的に変わるというよりは少しずつ綺麗になっていく感覚なので、気になる部分は繰り返して作業をしてみて下さい。
これだけでも、だいぶ印象が変わってきたね〜!
全体的にお肌をなめらかにする
【STEP1】 クイックマスクモードを選択して、ブラシでお肌を塗る
①左側のツールバーから【クイックマスクモード】をクリックします。
②クイックマスクモードになると、選択されているレイヤーが赤くなります。
③横のツールバーから【ブラシツール】をクリックします。
④【描画色】を黒に設定します。
⑤上のオプションバーのチェックをクリックします。
⑥ブラシの種類を設定します。
【不透明度】を【100%】
【流量】を【100%】
ブラシサイズの【直径】を【500%】
(ブラシサイズは目安なので、塗りやすいサイズで大丈夫です。)

⑥設定ができたら、ざっくりと肌を塗ります。
【STEP2】 選択範囲を作成する
①左側のツールバーから【クイックマスクモード】をクリックし、マスクモードを解除すると
②選択範囲が表示されます。
③【背景のコピー】レイヤーが選択されていることを確認して
④上のメニューバーから【レイヤー】→ 【新規】→【選択範囲をコピーしたレイヤー】をクリックします。
⑤クリックすると選択範囲がコピーされた新規レイヤーが作成されます。
【STEP3】 選択した範囲のお肌をぼかす
①上のメニューバーから【フィルター】→【ノイズ】→【ダスト&スクラッチ】を順にクリックします。
②数値を設定します。
【しきい値】→【5レベル】

③【OK】をクリックすると、選択範囲にぼかしがかかります。
ポイント
【しきい値】では、ぼかす範囲を調整できます。
きめの細かいものはぼかさずに、ある程度大きめのものをぼかすなどの調整が可能です。
④作成されたレイヤーが選択されているのを確認して
⑤レイヤーパネル下部にある【レイヤーマスクを追加】ボタンをクリックして、レイヤーマスクを追加します。
⑥赤い四角で囲んであるレイヤーマスクを選択したまま、【WindowsではControl +I】Macでは【Command +I】を押すと黒のマスクがかかります。
【STEP4】 ブラシでお肌を仕上げる
①ツールバーから【ブラシツール】をクリックします。
②【描画色】を白に設定します。
③ブラシの種類を設定します。
【不透明度】→【60%】 【流量】→【30%】 【直径】→【300px】 (ブラシサイズは目安なので、塗りやすいサイズで大丈夫です。)
③【レイヤー】パネルの黒のマスクネールをクリックし
④先ほど設定した白いブラシでお顔を塗っていきます。

目、口、鼻などのパーツはボケないように避けて塗ってね!
細かい部分は、ブラシの大きさや[不透明度]、[流量]を調整するといいよ!
ポイント
徐々にマスクを剥がしていくイメージで塗るのがポイントです。
気になる部分は重ね塗りしていくと、より綺麗に仕上がります。
⑤塗った部分には、ぼかしがかかります。
④【WindowsではAlt】【MacではOption】を押しながらマスクサムネールをクリックすると
塗り終わったマスクを表示させることができます。
⑤最後に【レイヤー】パネルの【不透明度】を低く調整して、なじませたら
完成です!
不透明度はお好みで調整してみてください!
目の中にキャッチライトを入れる

キャッチライトを入れることで、スタジオで撮影したかのような仕上がりになります!
1度作っちゃえばコピペで繰り返し使えるので便利ですよ〜!
【STEP1】 新規ドキュメントを作成する
①新規ドキュメントを作成します。
【高さ】を【1000ピクセル】
【解像度】を【350ピクセル/インチ】
【カンバスカラー】を【黒】

②【作成】をクリックすると、黒い空のカンバスが表示されます。
【STEP2】 キャッチライトの原型となる楕円形を作成する
①左側のツールバーから【楕円形選択ツール】をクリックします。
②マウスをドラッグして、少し縦長な楕円形の選択範囲を作成します。
③Windowsでは【control+shift+N】Macでは【command+shift+N】を押し、【OK】をクリックして新規レイヤーを作成します。
④左側のツールバーから【塗りつぶしツール】をクリックし
⑤【描画色】を白に設定します。
⑥先ほど作成した【レイヤー1】が選択されていることを確認し、選択範囲の中でクリックすると自動的に白く塗り潰されます。
⑦楕円が白に変わったらWindowsでは【control+D】Macでは【command+D】を押して、選択範囲を解除します。
【STEP3】 楕円形をくり抜く
①作成した楕円の中に、さらに追加で楕円形の選択範囲を作成します。
先ほどと同じく、【楕円形選択ツール】を使って作成していきましょう。
②新しい楕円を作り、点線になっている状態でDeleteを押すと楕円がくり抜かれてドーナツ型になります。
③このままでは点線が残っているので、Windowsでは【control+D】Macでは【command+D】を押して、選択範囲を解除します。
【STEP4】 長方形選択ツールで上部をくり抜く
①左側のツールバーから【長方形選択ツール】をクリックします。
先ほど使用した【楕円形選択ツール】の上の項目が【長方形選択ツール】になります。
②楕円の上部に選択範囲を作成します。
③Deleteを押したら、選択した箇所がくり抜かれます。
④点線が残っているのでWindowsでは【control+D】Macでは【command+D】を押して、選択範囲を解除します。
【STEP5】 楕円形をぼかす
①上のメニューバーから【フィルター】→【ぼかし】→【ぼかし(ガウス)】を順にクリックし
②【半径】を【40pixel】に設定して 【OK】をクリックします。
⑤レイヤー名を【アンブレラ】に変更します。
【STEP6】 目の中にアンブレラを配置する
①別のドキュメントに人物の素材を用意します。
②先ほど作成した【アンブレラ】の画面に戻り、【アンブレラ】レイヤーをクリックします。
③上のメニューバーから【編集】→【コピー】を順番にクリックします。
④先ほど用意した【人物の素材の画面】に戻り、上のメニューバーから【編集】→【ペースト】を順番にクリックすると
⑤【人物の素材の画面】に【アンブレラ】レイヤーがペーストされます。
【STEP7】 アンブレラの形を調整する
①左側のツールバーから【移動ツール】をクリックし
②上のオプションバーの【バウンディングボックスを表示】にチェックが入っていることを確認したら
③画面上のアンブレラを縮小して目の中に配置します。
④ここで確定せず、そのまま上のメニューバーから【編集】→【変形】→【ワープ】を順にクリックします。
⑤さらに形を整えます。
⑥形が決まったら、【Enter】を押して確定します。
⑦[アンブレラ]レイヤーの描画モードを【ソフトライト】に設定します。 さらに【不透明度】を下げて、なじませるように調整します。
⑧Windowsでは【control+J】Macでは【command+J】を押し、レイヤーを複製します。
【STEP8】 左目にもアンブレラを配置する
①【アンブレラ】レイヤーと【アンブレラのコピー】レイヤーをShiftを押しながらクリックし
Windowsでは【control +J】Macでは【command +J】を押して2つのレイヤーを複製します。
②【アンブレラのコピー2】のレイヤーと【アンブレラのコピー3】のレイヤー2つが同時に選択されている状態で
【移動ツール】を選択。
アンブレラを向かって左目の上に配置します。
③レイヤーパネルの【不透明度】を下げて、なじませるように調整します。
【STEP9】 バンク(ソフトボックス)やレフ板という照明機材で当てられているような光を作る
①4つのレイヤーを【shift】を押しながらクリックして、同時に選択します。
②レイヤーパネル下の【新規グループ作成】ボタンをクリックして、4つのレイヤーをグループ化します。
③グループ名は【アンブレラ】に変更します。
④上のメニューバーから【ファイル】→【新規】を順にクリックし
⑤先ほどと同じ新規カンバスを作成します。
【高さ】を【1000ピクセル】
【解像度】を【350ピクセル/インチ】
【カンバスカラー】を【黒】

⑤【作成】をクリックすると黒い空のカンバスが表示されます。
【STEP10】 バンク光の原型となる長方形の選択範囲を作成する
①Windowsでは【control +Shift +N】Macでは【Command +Shift +N】を押し、新規レイヤーを作成します。
②ツールバーから【長方形選択ツール】をクリックし
③長方形の選択範囲を作成します。
④左側のツールバーから【塗り潰しツール】をクリックし
⑤【描画色】を白に設定します。
⑥作成した【レイヤー1】が選択されていることを確認し、選択範囲の中でクリックすると自動的に白く塗り潰されます。
⑦点線が残っているのでWindowsでは【control+D】Macでは【command+D】を押して、選択範囲を解除します。
⑧上のメニューバーから【フィルター】→【ぼかし】→【ぼかし(ガウス)】を順にクリックし
⑨【半径】を【40pixel】に設定して 【OK】をクリックします。
適応されると、このような感じで長方形がボケてきます。
【STEP11】 作成したバンクの原型となる選択範囲をペーストする
①上のメニューバーから【編集】→【コピー】を順にクリックします。
②人物の画面に戻り、上のメニューバーから【編集】→【ペースト】を順にクリックすると作成したレイヤーがペーストされます。
③ペーストしたレイヤー名は【バンク】に変更します。
【STEP12】 目の中にバンクを配置する
①左側のツールバーから【移動ツール】をクリックします。
②長方形を縮小します。
③上のメニューバーから【編集】→【変形】→【ワープ】を順にクリックします。
④目の形に合わせて変形させたら、【Enter】を押して確定します。
⑤【バンク】レイヤーの描画モードを【ソフトライト】に設定します。 さらに【不透明度】を【40%】に下げて、なじませるように調整します。
⑥Windowsでは【control +J】Macでは【command +J】を押し、レイヤーを複製します。
⑦左側のツールバーから【移動ツール】を選択します。
⑧画面上のバンクを向かってもう片方の目の上に配置し
⑨レイヤーパネルの【不透明度】を【40%】に設定します。
【STEP12】 アンブレラとバンクのトーンカーブを調整する
①Shiftを押しながら【バンク】レイヤーと【バンクのコピー】レイヤーをクリックして、同時選択します。
②レイヤーパネル下の【新規グループ作成】ボタンをクリックして2つのレイヤーをグループ化します。
③グループ名を【バンク】に変更します。
④レイヤーパネル下の【塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成】ボタンをクリックし、【トーンカーブ】を選択します。
⑤ここではトーンカーブをドラッグして調整します。
【入力】→【130】
【出力】→【155】
【STEP13】 ブラシで白目を明るくする
①【トーンカーブ】レイヤーのマスクサムネールをクリックし
②Windowsでは【Control +I】Macでは【Command +I】を押して、マスクを黒く反転させます。
③左側のツールバーから【ブラシツール】をクリックし
④【描画色】を白に設定します。
⑤ブラシの種類を設定します。
【不透明度】→【100%】
【流量】→【5%】
【直径】→【塗りやすい大きさ】

ブラシの大きさは目の大きさに合わせて、調整しながら塗っていきます。
③白いブラシで白目部分を明るくするように塗っていったら
完成です!
歯のホワイトニング

歯が白いと好印象だよね!
今回は自然な白い歯に加工するやり方をわかりやすく解説するよ〜!
【STEP1】 クイックマスクモードで補正する範囲を選択する
①人物の素材を用意します。
②左側のツールバーから【クイックマスクモード】を選択します。
③クイックマスクモードになると、選択されているレイヤーが赤くなります。
④左側のツールバーから【ブラシツール】を選択します。
⑤【描画色】を黒に設定します。
⑥ブラシの種類を設定します。
【不透明度】→【100%】
【流量】→【100%】
【直径】→【塗りやすい大きさ】
⑦歯を塗りつぶしていきます。塗りつぶしたところから赤くなります。
⑧【クイックマスクモード】を再度クリックして解除すると
⑨塗りつぶした部分が選択範囲になります。
⑩境界線を自然に仕上げるために、上のメニューバーから【選択範囲】→【選択範囲を変更】→【境界をぼかす】を実行します。
⑪ぼかしの半径を【2pixel】に設定します。
【STEP2】 トーンカーブを使って歯を白くする
①上のメニューバーから【レイヤー】→【新規調整レイヤー】→【トーンカーブ】を順番に選択します。
②赤い四角で囲んだ、【画像内でサンプルして白色点を設定】ボタンをクリックしてから
③【人物の白目の部分】をスポイトすると、スポイトした部分に合わせてトーンカーブが自動的に調整され歯が明るくなります。
ポイント
スポイトした場所によって結果が変わるので、丁度良い色になる場所を探しましょう!
④最後に【不透明度】を低めに調整して、なじませていきます。
完成です!

キレイになったね〜!
自然な白さになるまで、不透明度を下げるのがポイントだよ!
男性をキリッとシャープに力強く見せる

いいえ!簡単です!
初心者でもすぐに加工できますよ〜!

今回は【チャンネルミキサー】や【アンシャープマスク】も使用し、よりシャープに仕上げていく方法をご紹介します。
①人物の素材を用意します。
②上のメニューバーから【レイヤー】→【新規調整レイヤー】→【色相・彩度】→【OK】を順にクリックします。
③【彩度】を【-35】に設定します。
④次に【トーンカーブ】で明るさを抑えます。
上のメニューバーから【レイヤー】→【新規調整レイヤー】→【トーンカーブ】→【OK】を順にクリックします。
⑤カーブの中間あたりを中心に下げます。 このような形になれば、数値は気にしなくても大丈夫です。
【チャンネルミキサー】でコントラストを調整する
①上のメニューバーから【レイヤー】→【新規調整レイヤー】→【チャンネルミキサー】→【OK】を順にクリックします。
②【属性】パネルの【モノクロ】にチェックを入れます。
③【チャンネルミキサー】レイヤーが選択されているのを確認してから 【描画モード】を【オーバーレイ】に設定し、【不透明度】を【60%】に設定します。
④【人物】レイヤーを選択します。
⑤Windowsではcontrol+J、Macではcommand+Jを押してレイヤーを複製します。
⑥上のメニューバーから【フィルター】→【その他】→【ハイパス】を順にクリックし
⑦【半径】を【10.0pixel】に設定して【OK】をクリックします。
⑧描画モードを【オーバーレイ】に、【不透明度】を【50%】に設定します。
【アンシャープマスク】をかける
①仕上げに【アンシャープマスク】をかけることで、よりシャープな印象になります。
上のメニューバーから【フィルター】→【シャープ】→【アンシャープマスク】を選択します。
②数値を設定します。
【量】→【75%】
【半径】→【1.5pixel】
完成です!

おぉ〜!!
同じ素材とは思えない仕上がり!
やり方も簡単で取り入れやすいね!
まとめ
今回のレタッチ方法は、特に印象が変わりやすいポイントに重点を置きご紹介しております。
手軽にできる方法ばかりなので、サムネイル制作にはぴったりです!
私はこのレタッチ方法を取り入れてから、サムネイルを褒めて頂けるようになり、更にはサムネイル以外のお仕事さえも頂けるようになりました。
『これからは動画の時代だ!』と言われ、YouTubeが盛り上がりを見せる中、それに比例してサムネイル制作を副業とする人もかなり増えてきたように感じます。
そのため案件を獲得することが難しくなってくるかもしれません。。。
そういった中で、人物のレタッチができると強みになりますよね!
どれもすぐに実践できる方法なので、取り入れやすいと思います。
もちろんサムネイル以外にも使えるので、是非お試しください!
また、随時良いと思ったレタッチは追加していきます!
